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社会交通工学科 2年 長谷川 浩 |
1.概要 今回の合宿の目的地は、北海道・上白滝駅となった。上白滝は、一日に列車が上下各1本しか止まらないという秘境駅。いざ行こうとするには少々の根気が必要だ。 目的地が上白滝になった経緯だが、定例会議(通称、例会)で合宿の行き先を決める際、ある一人の部員から「一人ではいけない場所」という意見があり、僕が「上白滝とか!?」とただの例として偶然思いついただけだったのだが、何故か目的地となってしまった(笑) 今年は、部員の人数が多いことや初心者が多くいるということもあり、ほとんど団体での行動となった。合宿の日程は、 上野出発(9/2,夜) ⇒秋田〜青森 「急行はまなす」で北海道入り(9/3) ⇒釧路泊(9/4) ⇒釧路〜上白滝〜旭川(9/5) ⇒翌朝に現地解散。(北斗星で帰る部員は、団体で乗車) だいたいこのような流れであった。 2.合宿1日目 (9/2, 火) まず、上野から「あけぼの」に乗って、秋田を目指す。 集合時間を21:10前後としておいたのだが、ある一人の部員は既に2時間前から上野で待機していた。かなりの気の入れようである。 21:18に「あけぼの」が入線。秋田までは、費用を抑えるために「ゴロンとシート」での旅となった。 (寝台特急 あけぼの @上野駅13番線) 上野を出発してからは、車内巡りをしたり、何人かと集まって話をしたり楽しい雰囲気だった。秋田には早朝の到着ということもあり、早めに寝ることにし、長い階段があることで有名な土合駅を過ぎてから、寝ることにした。しかし、いざ寝ようとするも、電車が揺れてなかなか眠れなかった。 3.合宿2日目 (9/3, 水) 翌朝、象潟駅でのきついブレーキ衝動によって起こされた。あまり気分のよくない起こされ方だ。その後再び寝ようとするも、駅に停車する度にやって来るブレーキ衝動により、結局、若干寝不足で秋田に着いた。 秋田で1時間半程の乗換え時間の後、五能線の快速「リゾートしらかみ1号」(青池編成)に乗車。 「リゾートしらかみ号」には、青池編成・ブナ編成・くまげら編成と3編成あり、車内設備はほぼ同じだが外装が違う。今回は、青池編成とブナ編成の乗ることができた。 (快速 リゾートしらかみ(青池編成) @能代駅) この列車は観光列車であり、多くの乗客が乗っていた。またいくつかの途中駅では、イベントがあった。 そのイベントの1つが、東能代駅であった。能代はバスケの町として有名で、列車の停車時間を利用して、駅のホームでバスケのシュートが楽しめる。見事ゴールした人は、記念に絵葉書がもらえることができる。 (東能代駅では、ホームでバスケのシュートができる。I氏は惜しくも外してしまった様だ。) 最初の目的地、十二湖駅に列車が到着。ここから世界遺産にも登録されている白神山地・青池へバスで向かう。 (青池。 「池は青かった。byガガー林 ・・・笑) 十二湖散策をしたところで、再び列車の旅に戻り、弘前を目指す。 十二湖から深浦まで普通列車に乗り、深浦から弘前までリゾートしらかみ3号(?編成)に乗車した。 部員の一人が、十二湖駅の手荷物預かり所に荷物を忘れたというのだ。かなり焦った。本人も他の部員も。なぜなら、五能線は列車の本数が非常に少ないからだ。 しかし、運が良いことに逆方面の普通列車がすぐにあり、荷物を忘れた部員一人だけ弘前まで別ルートで向かうことに。 ここで1つ特筆しておきたい。深浦駅駅員の高橋さんと手荷物預かり所のおばさんへ。 切符の変更や荷物の手配など、本当にいろいろとお世話になりました。ありがとうございました!! このハプニングがあったことにより、深浦駅は当サークル部員が忘れられない大事な駅の1つとなった。 自分たちは予定通り、リゾートしらかみ3号に乗車し、弘前を目指した。またまた途中には、千畳敷駅での停車や津軽三味線の演奏のイベントがあった。 (深浦駅。 「感動シーン連続の五能線」 まさにそうであった。) (リゾートしらかみ3号(ブナ編成) @深浦駅) 無事に弘前着。ここから青森へ行き、急行「はまなす」に乗る予定であったが、直接青森へ向かっても時間が余り過ぎるので、青森まで自由行動の時間とした。 自分は、数人と一緒に弘南鉄道の乗りつくしを行った。弘前から青森までのルートは、以下の通りである。 弘前→[JR]→大鰐温泉(大鰐)→[弘南鉄道 大鰐線]→中央弘前→[徒歩]→弘前 弘前→[弘南鉄道 弘南線]→黒石→[弘南鉄道 弘南線]→弘前 弘前→[JR]→浪岡 〜温泉に入浴〜 浪岡→[JR]→青森 (大鰐温泉・大鰐駅。 「大鰐」だけに駅前でワニがVサインしている。) (弘南鉄道。左が大鰐線、右が弘南線。) (車内は東急時代のまま。) そしていよいよ、青森から急行「はまなす」で北海道へ至るのであった。
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